淋菌性結膜炎(りんきんせい・けつまくえん)
淋菌性結膜炎 (gonorrheal conjunctivitis)
淋菌性結膜炎は、淋菌が眼の中に入ることで、発症します。
大人だけでなく、赤ちゃんも感染します。
赤ちゃんの場合、出産時に、淋菌に感染しているお母さんのお腹(産道)と通る時に、感染します。
膿漏眼(のうろうがん)、または、風眼(ふうがん)とも呼ばれます。
症状
白色や黄色でクリーム状の、ドロ~っとした【眼脂=目やに】が、たくさん出ます。
結膜が炎症を起こします。
瞼(まぶた)が腫れあがります。
ずーっと放置していると、角膜に穴があいて、失明する可能性もあります(角膜穿孔=かくまくせんこうと呼びます)。
こんな風になっちゃいますよ~
淋菌性結膜炎の画像写真
感染経路
・のど淋菌に感染している人に、目玉をなめまわされる
・顔射(がんしゃ)によって、精液が眼の中に入る
・淋菌に感染している体液の付いた手で、目をこする
調べ方(検査方法)
眼科や性病科に行って、眼脂(目やに)の中に淋菌がいるかどうかを、確かめます。
どうしても、病院での検査が出来ない事情があるなら、ちょっと裏技的になりますが、淋病やクラミジアの検査が出来る、【検査キット】の女性用を利用しましょう。
検体採取用の綿棒で、眼脂(目やに)を採取して、調べるのです。
淋病(淋菌感染症)・クラミジアの2項目検査セット
潜伏期間
眼は、身体の中でも、非常に無防備な場所なので、かなり速いスピードで発症します。
通常12~48時間で、症状が現れます。
治療方法・治療薬
スペクチノマイシン( トロビシン)の筋肉注射
セフトリアキソン( ロセフィン)静脈注射
セフォジジム( ケニセフ、ノイセフ)静脈注射