淋菌性精巣上体炎(りんきんせい・せいそう・じょうたいえん)~男性用
淋菌性精巣上体炎の症状
淋菌性尿道炎を治療しないで放置するか、使った抗生物質に対して、淋菌が耐性を持っていて効かないと、尿道内にいた淋菌は、もっと体の奥へと進んでいきます。
ペニス(陰茎)の中に尿道があり、そこから奥へと進んでいくと、陰嚢(いんのう=いわゆる”キンタマ”が入っている袋の部分です)の上部を通ります。
最初に、どちらか片方の【睾丸=キン玉】が、炎症を起こします。
そして、治療が出来ないと、もう片方の睾丸も、炎症を起こします。
強い炎症がおこります。
陰囊は膨れ上がり、激しい痛みで歩くことも大変になることがあります。
また、多くの場合、発熱や白血球の増加などの全身性炎症症状を伴います。
それが、精巣上体炎です。
精巣は、読んで字のごとく、精子を作る場所です。
運が悪いと、治療後に無精子症を生じる場合があります。
赤ちゃんが作れなくなるかもしれない訳です。
淋菌性精巣上体炎の診断方法
尿道分泌物(膿=うみ)から淋菌が検出され、かつ、精巣上体に顕著な急性炎症の症状が確認されれば、淋菌性精巣上体炎と診断されますす。
淋菌性精巣上体炎の治療方法と治療薬
尿道炎の場合と同様に、淋菌性精巣上体炎でも、クラミジア感染症を同時に発症している場合があります。
淋菌とクラミジアでは、有効な薬剤(抗生物質)が異なるので、淋菌とともにクラミジアの検出を行う必要があります。
尿道炎で済んでいれば、そんなに治療に時間はかからないのですが、精巣上体まで淋菌が侵攻してしまうと、かなり厄介なことになります。
基本的な治療薬は、尿道炎と同じです。
淋菌性精巣上体炎の治療方法と治療薬
淋病(淋菌感染症)の検査キット徹底比較:男性用
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淋菌性尿道炎(りんきんせいにょうどうえん)~男性用
淋菌性尿道炎の症状
男性の淋菌感染時の、もっとも典型的な症状です。
大抵の場合、おしっこの時に、チンチンから脳天まで、激痛が走ります。
大人が泣くのは、大切な家族を亡くした時か、淋病に感染して、おしっこをする時位です。
通常は、淋菌に感染後 2~ 7日の潜伏期があり、その後、尿道炎症状である排尿痛、尿道分泌物が出現します。
分泌物=つまり、膿(うみ)は多量、黄白色、膿性です。
淋菌性尿道炎にかかると、ほぼ間違いなくうみが出ます。
淋菌感染症は、淋菌 (Neisseria gonorrhoeae) の感染により起こる性病です。
淋病の『淋』は「淋しい」という意味ではなく、木々の葉からポタポタと雨がしたたり落ちる様子を表現したものだそうです。
淋菌性尿道炎になると、尿道からドロ~っと膿(うみ)が流れ出るのです。
その膿を見て、精液が漏れ出す病気(精液漏)と呼ばれ、
gono=「精液」 、rhei=「流れる 」を合成して、【gonorrhoeae】と名付けられたそうです。
おしっこをしてから、30分以上経つと、尿道の出口から膿が見えてきます。
一度ぬぐい去っても、陰嚢(玉袋)と陰茎(ちんちん)の境目と言うか、チンチンの根元から、尿道を指の腹で、亀頭に向かってしぼりだすようにすると、だら~っとうみが出てきます。(涙)
こんな感じです。
淋病の画像・写真
淋菌性尿道炎の治療方法と治療薬
淋病は古くからある性病です。
その為、様々な抗生物質に対して、【耐性】が出来てしまいました。
【耐性】が出来ると、もうその抗生物質は、淋菌には通用しなくなります。
2013年現在、淋菌に対し、確実な効果がある抗生薬は、かなり、限定されます。
『日本性感染症学会』で推奨しているのは、セフトリアキソン( ロセフィン)、セフォジジム( ケニセフ、ノイセフ)、スペクチノマイシン( トロビシン)の3種です。
また、実際に、病院やクリニックの性病科で一番使用されているのは、アジスロマイシンです。
アジスロマイシンは、薬の効き目が長いので、1回だけ飲めば、約1週間効果があります。
その人が持っている淋菌が、アジスロマイシンに耐性がなければ、通常は1週間で、完治します。
詳しくはこちらで、勉強して下さい。
淋病(淋菌感染症)のおすすめ治療薬~最適な効果の抗生物質は?
症状が無くなったからと言って、完治しているとは限りません。
必ず検査して、確かめましょうね。
誰にも知られたくないなら、これしかありません。